巻頭インタビュー
企業経営から学ぶ――看護管理者に求められる経営ビジョンと社会貢献―職員の魂に火をつけろ!
木村 昌平
1
,
安井 はるみ
1
1セコム株式会社
pp.643-649
発行日 2010年7月26日
Published Date 2010/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101820
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経営を考える,その前に大切なこと
安井 いま看護師は,副院長など,病院の経営やビジョンを考えるポジションに就くようになってきています。しかし,看護管理者と呼ばれる,看護師長などの中間管理職から副院長までの幅の広い管理職が,そのなかでどのような価値観をもち,どういう行動をとればよいのかということは発展途上にあります。ですから,経営からは少し離れた存在だった看護が,さまざまな役割を担うようになってきて,経営上では必要だけれど,自分たちがやりたいこととはかけ離れている場面に遭遇し,いまジレンマを感じています。
また,病院は病院の理念をつくり,看護部は看護部の理念をそれぞれつくっているのですが,その理念と医療現場で行なわれている現実があっていない,もしくは理念が浸透していないということがあります。
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