増刊号特集I 2010年度診療報酬改定から何を読みとるか
看護の専門委員として中医協に参加して
坂本 すが
1,2,3
1東京医療保健大学
2中央社会保険医療協議会
3日本看護協会
pp.685-694
発行日 2010年7月26日
Published Date 2010/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101801
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【看護の代表としてのスタンス】
中央社会保険医療協議会(以下,中医協)の専門委員としての2年の任期が終わりました。私が看護の代表として,今回の診療報酬改定にどのように関わっていったのか,述べてみたいと思います。
当初は中医協のなかでの自分の立ち位置を探っていた状態でした。診療報酬の改定までまだ1年あったので,状況を見ていたという時期で,看護協会の政策企画部のサポートを受けながら,看護としての意見を述べていました。しかし,その間は専門委員として積極的に意見は出してもあまり大勢に変化はなく,このようなかたちでずっといくのかもしれないと思っていました。
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