特集 検証 平成20年度診療報酬改定
診療報酬改定の変化と中医協の役割
土田 武史
1,2
1前・中医協会
2早稲田大学商学部
pp.1046-1048
発行日 2008年12月1日
Published Date 2008/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101340
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
2008年4月7日,6年間の任期を満了し,中央社会保険医療協議会(以下,中医協)委員を退任した.その間,委員として1回,会長として2回の診療報酬改定を経験した.中医協は創設以来,起伏の多い過程を経てきたが,この6年間も例外ではなかった.なかでも,2003年3月末の閣議決定「医療保険制度体系及び診療報酬体系に関する基本方針」と,2004年および2005年に行われた中医協改革は,小泉内閣の財政対策と相まって,診療報酬改定に大きな影響を及ぼした.
本号の特集テーマは2008年度診療報酬改定の検証ということであるが,ここでは6年間を振り返り,診療報酬改定の変化と中医協の役割について述べていくことにしたい.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.