連載 看護と医療政策を考えるヒント・9
インフルエンザ対策と地域連携
松村 啓史
1,2,3
1テルモ株式会社
2ホスピタルカンパニー統轄兼研究開発本部
3厚生労働省中央社会保険医療協議会
pp.1179
発行日 2009年12月10日
Published Date 2009/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101641
- 販売していません
- 文献概要
看護師のみなさんは,それぞれの職場で日々の仕事に邁進されていると思いますが,新型インフルエンザ対策を皮切りに病院の枠を超えて,地域医療と医療連携について考える時期にきています。
厚生労働省は,地域医療連携を推進するために診療報酬という形で個別の政策誘導を図ってきました。つまり,まず患者がかかるのは開業医,そして重症な場合は急性期病院,ひいては専門病院という流れです。この全体のシステムはよいのですが,ここには3つの大きな課題があります。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.