特集 産科医療の充実と看護管理―院内助産所・助産師外来を中心に
院内助産院の目的とその実現に向けた戦略―愛仁会千船病院の実践 インタビュー●看護担当理事の立場から
内藤 正子
1
1特別・特定医療法人愛仁会本部
pp.738-741
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101279
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「助産師の自立」のために
千船病院に院内助産院が設置されたのは2007(平成19)年5月です。この計画は,愛仁会グループの2007年度の事業計画の重点施策として「周産期看護の充実」があげられたことに始まります。
愛仁会では毎年,法人グループとしての事業計画が出されるのですが,事業計画は各部門の理事が重点施策として何をしたいかを提案し,それを理事長がすくい上げ決定されます。その決定過程で,周産期医療の現状を述べつつ「今こそ,助産師の専門能力を主体的に発揮し,自然分娩への妊婦のニーズに対応していくチャンスである」ことを提示し,「周産期看護の充実」という施策をあげました。
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