特集 産科医療の充実と看護管理―院内助産所・助産師外来を中心に
扉
pp.737
発行日 2008年8月10日
Published Date 2008/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101278
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産科医不足などを理由にした産科診療の休止,その煽りを受けた1施設あたりの分娩件数の増大,産科救急受け入れ体制の不備など,産科医療をめぐる状況の厳しさが取沙汰されている。そのなかで,病院勤務の助産師が自立して正常妊婦の健診を行なう「助産師外来」,さらには助産所と同じ機能をもつ「院内助産所」の取り組みが注目され,厚生労働省や日本看護協会の支援も始まっている。
本号では看護管理の視点から,院内助産所・助産師外来実現のポイントを探り,あわせて産科診療の休止と再開を経験した公的病院における看護管理者の対応を報告する。産科医療の充実にはスタッフだけでなく看護管理者の理解と行動が不可欠であることを学びたい。
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