連載 戦略的医療安全研修――計画から評価までのプロセス・6
これから求められる医療安全研修企画のポイント(2)
石川 雅彦
1
1国立保健医療科学院政策科学
pp.546-550
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100976
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今後,深める必要のある研修内容
医療機関において,より安全な医療の提供をめざすためには,避難訓練や消火訓練と同等あるいはそれ以上の頻度で,実践的な医療安全訓練を実施する必要がある。その医療安全訓練は,講演や講義などで知識を深めるだけにとどまらず,体験型で医療者個々人が,その職種に必要とされる医療安全に関連した実践能力が身につくような研修が望ましい。そこで今回は,これから求められると思われる医療安全研修の内容とその効果が得られる方法について,職種間コミュニケーションの改善を中心に述べることにする。
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