特集 看護職副院長の役割と業務の実際
看護の視点から医療経営にどう参画するか
田村 キミ子
1
1近森リハビリテーション病院
pp.342-347
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100827
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はじめに
厳しい社会情勢のなかで,医療保険制度の先行きも見えず,病院経営者としても非常に苦しい選択を強いられている状況である。そのなかで地域の患者に対して,どんな機能をもって,どのような医療福祉サービスを提供していくか,病院経営者だけでなく,看護管理者や幹部職員が共通認識をもって経営に参画することは重要である。
当近森会では,地域支援病院の本院を中心に,精神科グループ,リハビリテーション(以下,リハビリ)グループ(近森リハビリ病院,総合ケアセンター)などが,法人本部の方針に基づき,長期的なビジョンを明確にし,運営を行なっている(図1)。
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