特集 感染管理の担当者を専任にする理由と戦略
看護の観点を医療体制の整備へ活かすために―感染管理体制に関する医療法の省令改正の過程から
石原 美和
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1厚生労働省老健局計画課(前 厚生労働省医政局総務課医療安全推進室)
pp.116-119
発行日 2004年2月10日
Published Date 2004/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100431
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はじめに
ご存知のように,厚生労働省の院内感染対策有識者会議報告書「今後の院内感染対策のあり方について」を受けて,医療法の省令改正がなされ,本年1月から特定機能病院には専任の感染管理担当者を配置することが義務付けられた。
本稿では,この会議の立ち上げに関わり,行方を見守ってきた1人として,この報告書に大きな影響を与えた看護師らの活躍ぶりを紹介し,看護職の観点で安全な医療に必要と思われる体制を整備するためには,何をどのように訴えていけばよいか,行政に携わる看護技官の立場から述べたい。
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