連載 Beacon Lamp・5
環境そのものが行動を導く“サイン”となりうる[太田幸夫さん]
横井 郁子
1
1首都大学東京健康福祉学部看護学科・高齢者看護学
pp.335-337
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100065
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今回お話をうかがう太田幸夫さんは,ISOによる国際規格となっているあの「非常口サイン」誕生プロジェクトの中心的人物である。年齢,性別,国の違いに影響されず,ひと目で誰もが同じものを想像できるサインなのである。
誰が見ても明らかなものが,いかに人の心を開放していくか。そしてそのことがどのような意味をもつのか。日ごろ,マニュアル,記録,説明,復唱と,ケアそのもの以上に言葉の渦にいる医療現場において,太田さんの視覚言語に託す思いは示唆に富んだものであった。
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