連載 健康科学の未来を拓く—研究所紹介
健和会臨床看護学研究所
pp.510-511
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900646
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現場での問題に取り組む
1984年に開設された健和会臨床看護学研究所が,一医療法人の枠にとどまらず,これまで看護界のさまざまな局画で大きな役割を果たしてきたことは広く知られていることだろう。臨床看護学研究所は,臨床看護の向上をめざし,幅広く研究実践活動や研修教育活動に取り組んでいる(表1)。常に臨床看護の現場での問題を取り上げ,一貫して臨床に根ざした活動を行なっている点が特徴といえよう。
それは,毎年4〜10月の半年間ほぼ週1回,全国から臨床のナースが集まってくる「臨床看護学研修」によく現れている。この研修では,最初に「ここは何かを教えるところではない。自分で問題を見つけ出し解決していく場。見つけ出す問題は,自分が今働いている職場の看護で問題になっていること」と伝えるという。
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