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海外論文
幼児期の予期せぬ入院への対処—母親に情報提供することによる母親と子どもへの効果
Coping with Unplanned Childhood Hospitalization: Effects of Infoamational Interventions on Mothers and Children.
Bernadette Mazurek Melnyk
5
,
筒井 真優美
1
,
佐藤 奈々子
2
,
山下 洋美
2
,
山村 美枝
1
,
稲勝 理恵
3
,
堀内 園子
4
1日本赤十字看護大学
2埼玉県立小児医療センター
3浜松赤十字病院
4富山医科薬科大学医学部看護学科
5Rochester大学看護学部
pp.471-480
発行日 1995年12月15日
Published Date 1995/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900323
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この研究では,母親へ入院に対しての2つの情報を個々にと合わせての3通りの方法で提供し,その過程と結果が幼児期の予期せぬ入院を体験した母親と子どもの対処にどのように影響を及ぼすのかを検討した。入院している2〜5歳の子どもを持つ母親108人を無作為に4つのグループに振り分けた。子どもたちが入院中にどのような行動をするかという情報と,母親はどのような役割を果たしたらよいかという情報の提供は,入院中の子どもに対する両親のサポートやケアだけでなく,母親の状態不安の軽減に良い影響をもたらした。退院後10〜14日には,子どもの行動,および,両親の役割に関する情報の提供が,母親の状態不安の軽減によい影響を及ぼした。また,母親に子どもの行動の情報を提供することは,子どもの否定的な行動の軽減に影響を及ぼしていた。
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