特別企画 積極的な妊婦管理と自然分娩=Part・Ⅰ
研究・調査・報告
効果的な母親学級をめざして
福吉 八千子
1
,
中島 治子
1
,
新村 ミリ子
1
,
和田 峯子
1
,
太田 美代子
1
,
関口 了子
1
,
長井 フジ子
1
,
市来 多恵子
1
,
牧 佐奈江
1
,
中島 るみ子
1
,
福田 伸子
1
,
薗田 美和子
1
,
蔵野 佐知子
1
1国立鹿児島病院産婦人科
pp.247-251
発行日 1979年4月25日
Published Date 1979/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205529
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1.はじめに
当産婦人科病棟は定床43床で年間分娩件数は約800件あり,15名のスタッフ(助手1名,看護婦1名助産婦13名)で看護業務を行なっている。毎月の業務の繁雑な中で,妊産褥婦の保健指導をいかに効果的に行なうかということは私たちの大きな課題である。そこで昭和50年に「効果ある退院指導を考える」というテーマで研究に取り組み,日常の看護に,スタッフの意識の向上に,効果をあげている。今回は「効果的な母親学級をめざして」というテーマで研究したので,以下それについて述べる。
当院において母親学級が開講されてから15年になる。その間,母親学級の内容も時代とともに変化をとげてきたが,ことに,近年の核家族化,情報化社会では,その対応が難しいと思われる。
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