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特集 国際シンポジウム「家族看護学研究の動向:患者と家族のQOLの向上と看護の充実をめざして」
第II部 成人・老人看護における家族看護学研究の動向
シンポジウム・2:再編成と隔たり形成:透析患者のアフリカ系アメリカ人家族における慢性疾患のコーピング
“Realignment and Distancing: Coping with Chronic Illness in Families of Afro-American Hemodialysis Patients”
Barbara Holder
1
1米国ニューヨーク大学
pp.162-170
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900191
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はじめに
この発表の目的は,まず第1に,慢性的な重度障害の疾患をもつ患者の家族における感情的再編成のパターンを,モデルとして提示するということ。そして第2に,これらの家族における再編成(realignment)・隔たり形成(distancing),のレベルを識別するための測定手法を紹介することです。
再編成と隔たり形成パターン,再編成および隔たり形成というのは,家族構成員が慢性疾患になるという危機的な状況に対して,家族がコーピングをしていくその形のことであり,家族構成員を排除していくなどといったような変化による家族の再編成のことを指します。
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