特集 国際シンポジウム「家族看護学研究の動向:患者と家族のQOLの向上と看護の充実をめざして」
第I部 母子看護における家族看護学研究の動向
シンポジウム・3:心身に障害のある乳幼児を育てる家族のニーズと支援システム
森 秀子
1
1東京都心身障害者福祉センター幼児科
pp.120-128
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900185
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はじめに
家族の中に障害のある子どもがいるということは,どんな家族にとってもその程度の差こそあれ,各種の困難に直面することが予想されます。その困難の発生を予防し,あるいは最小限に止どめ,子どもも家族も地域社会の中で安寧に生活できるように支援を行なう必要があります。
東京都心身障害者福祉センター幼児科では,支援の形式と内容を実践的に検証しながら「親主導型育児プログラム(別名情報サービス)」という,ひとつの支援システムを作り上げてきました。そこで,このシステムを紹介しながら,これを裏づける知見と,今後の課題について考えを述べたいと思います。
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