特集 日本看護診断研究会・第2回学術集会報告
シンポジウム:看護診断の臨床への導入
2.看護診断の臨床への導入[2]—慶応義塾大学病院の場合
広瀬 千也子
1
1慶応義塾大学医学部附属病院
pp.92-99
発行日 1993年2月28日
Published Date 1993/2/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900116
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看護診断導入の経緯
看護部全体の取り組み経緯
1980年代前半,婦長会,教育委員会,記録委員会を中心に看護部はPOS(問題解決思考システム)の概念や方法論を学習し,全病棟に導入した。
1987年,新棟開院を機に看護記録の内容,記録様式の検討が進められた。POS方式の記述ではあったが,アセスメントの結論である問題の明確化へのプロセスの展開が容易でないことが問題となっていた。
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