特別記事
生成系AIが看護研究と臨床看護にもたらすもの—その仕組みと可能性
横田 慎一郎
1,2,3
1東京大学医学部
2東京大学医学部附属病院企画情報運営部
3東京大学医学部附属病院病歴管理部
pp.554-561
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202154
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はじめに
近年,人工知能(Artificial Intelligence:AI)は急速に進化し,私たちの社会や産業のあらゆる分野に大きな影響を与えています。AIはデータの解析やパターンの発見,複雑なタスクの自動化など,様々な能力をもっており,その中でも生成系AIは特に注目されています。生成系AIは,データの傾向や特徴を学習し,それに基づいて,与えられたデータセットから新しいデータ(テキスト,音声,画像,動画など)の創造的な生成が可能です。テレビやインターネット上の様々な媒体で話題になっており,読者の皆様の中にも,実際に使った方や毎日使っている方が多いのではないかと思います。本稿では,最先端の技術である人工知能技術,特に生成系AIに焦点を当て,AIの基礎概念から具体的な応用事例についての話題を紹介します。
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