連載 —若手研究者による若手研究者のための—英語論文執筆のTips・5
査読後の対応
古藤 雄大
1
1大阪青山大学健康科学部看護学科
pp.410-418
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202015
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これまでの連載では,英語論文の執筆のためのガイドラインの利用や論文の投稿,そして投稿後のステータスの確認方法について紹介してきた。今回はその後の,読者の皆さんが一番気になるであろう,査読後について説明していきたい。どんなに深謀遠慮を重ね,綿密に書き上げた論文であっても,必ずしもよい結果が返ってくるわけではない。一般的なジャーナルであっても,Acceptance(採択)までたどり着けるのは40%程度であり,分野のトップジャーナルともなれば,採択率は20%を下回る。この記事の結論を先取りすると,英語論文を書く者にとって最も重要なスキルは,忍耐力である。とはいえ,無事に英語論文が世に出るまでにたどる過程を展望しておくことは,英語論文を執筆するために有益であろうと考えられる。まずは順を追って,投稿後から始めたいと思う。
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