連載 いまさら聞けない英語論文の書き方・17
査読者への対応—rebuttal letterを書くにあたって
堀内 圭輔
1,2
,
千葉 一裕
1
1防衛医科大学校整形外科学講座
2慶應義塾大学医学部整形外科学教室
pp.72-75
発行日 2020年1月25日
Published Date 2020/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201573
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医学・科学論文を発表するには,いわゆるpeer review(同じ研究分野の医師・研究者による査読)を経る必要があります.これで,投稿した論文が当該雑誌の掲載に相応しいか判断を仰ぐことになります.査読者のコメントに対し,適切に対応することは,論文を正しく評価してもらうのに極めて重要です.このため,指導医・principal investigatorがrebuttal letter(査読者の質問に対する回答書)の対応をすることが多く,経験の浅い医師・研究者には馴染みが薄いかもしれません.しかし,避けて通れない道ですので,今回は,筆者の査読者としての経験も交えつつ,査読者への対応に関してお話しします.
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