特集 「ケアの意味を見つめる事例研究」の実践への拡がり
「ケアの意味を見つめる事例研究」の実践での活用と成果
訪問看護における活用—ケアプロ訪問看護ステーション東京の取り組み
岡田 理沙
1
,
小倉 遊
2
,
高田 雄貴
3
1ケアプロ株式会社在宅医療事業部クオリティマネジメント部門
2ケアプロ訪問看護ステーション東京・中野ステーション
3ケアプロ訪問看護ステーション東京・足立ステーション
pp.246-261
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201991
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A 導入の経緯と活用の実際・意義
岡田理沙 ケアプロ株式会社在宅医療事業部クオリティマネジメント部門
ケアプロ訪問看護ステーション東京の概要と教育体制
私たちケアプロ株式会社は,東京都中野区と足立区を拠点に,訪問看護事業所を運営しています。一事業所あたり常勤換算20名以上(全国平均5名前後)の看護師,理学療法士,作業療法士が所属し,訪問看護サービスを提供しています。
当事業所の特徴は,働く看護師が新卒から若手,中堅,ベテランと,比較的幅広いスタッフが所属しているということです。看護教育機関を卒業してすぐに訪問看護師として就業する新卒訪問看護師を毎年2〜3名採用し,ステーション全体で育成に取り組んでいます。また,臨床現場を3〜6年程度経験して転職する若手の看護師の就業も多いです。
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