特集 看護研究における報告ガイドライン2
看護研究で念頭に置いておきたい報告ガイドライン30
A checklist to improve reporting of group-based behaviour-change interventions/WIDER recommendations for reporting of behaviour change interventions—グループベースの行動変容介入に関する報告を改善するためのチェックリスト/行動変容介入に関する報告のためのWIDERリコメンデーション(推奨事項)
重野 朋子
1
1一般財団法人三友堂病院地域緩和ケアサポートセンター
pp.140-141
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201746
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概要
グループベースの行動変容介入(group-based behaviour-change interventions:GB-BCIs)は健康行動に関する介入として一般的に取り組まれているが,介入の詳細についての記述が不十分であることが多いため,介入の再現が困難となっている。GB-BCIsのための既存のガイドラインは存在しないため,Borekらは2015年に,GB-BCIs報告のために必要とされる要素のチェックリストを作成した(Borek, Abraham, Smith, Greaves, & Tarrant, 2015)。
一方,行動変容介入報告のためのWIDERレコメンデーションは,2007年にWorkgroup for Intervention Development and Evaluation Research(WIDER)によって発表された(Albrecht, Archibald, Arseneau, & Scott, 2013)。これは,CONSORT声明に従って行動変容介入(behaviour-change intervention:BCI)およびBCIの評価の科学的報告を改善することを目的に作成された。
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