特集 看護研究における報告ガイドライン2
看護研究で念頭に置いておきたい報告ガイドライン30
CARE [The CAse REport(CARE) Guidelines: Consensus-based Clinical Case Reporting Guideline Development]—CAREガイドライン:コンセンサスに基づいた臨床ケースレポートガイドラインの開発
野口 麻衣子
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1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻高齢者在宅長期ケア看護学/緩和ケア看護学分野
pp.122-123
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201738
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概要
良質なケースレポートは,どの患者に,何が,どのような状況で機能するかを詳細に記述できるようになるために有用であるといわれている。そこで,ケースレポートの正確性,透明性,および有用性を高めるために,CAse REporting(CARE)ガイドラインが開発された。
2013年にケースレポートの報告ガイドラインとしてCAREが公表され,13領域30項目のチェックリストが示された(Gagnier et al., 2013)。その後,2017年には詳細と解説(E&E)が出版され(Riley et al., 2017),現在ではCAREガイドラインのチェックリストは複数の医学雑誌/出版社によって承認され,広く用いられている。
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