特集 よい論文とは? おもしろい論文とは?
臨床看護で活用できる研究へのこだわり
山勢 博彰
1
1山口大学大学院医学系研究科
pp.503-506
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201301
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自身の研究
私の臨床経験は,救命救急センター,手術室,ICU等の急性期・クリティカルケア領域にある。よって,研究の関心もこの領域の臨床研究である。
大学院修士課程では,臨床心理学を専攻していたこともあり,危機理論とコーピング理論に基づく危機対処モデルの開発をした(山勢,1995)。それ以来,救急やクリティカルケア分野の患者と家族の心のケアに関する研究をしてきた。中でも,13年前に開発した重症・救急患者家族のニードとコーピングを測定するCNS-FACE(Coping & Needs Scale for Family Assessment in Critical and Emergency care settings)(山勢,2003)は,現在も進行中の研究であり,最近,CNS-FACEⅡを完成させた。この測定ツールは臨床で頻繁に活用されている。
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