特集 現象学を語る
【臨床実践の現象学会第1回大会大ラウンドテーブルディスカッション「一緒に『現象学する』」より】
2.事象と現象学との関係性
エピソード研究で「現象学」を使う意味
大塚 類
1
1青山学院大学教育人間科学部
pp.571-574
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201180
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私の研究スタイル
青山学院大学の大塚類と申します。私の専門は教育学で,子どもたちを対象にいわゆる「参与観察」や「フィールドワーク」を行ない,子どもたちと直接かかわりながら研究をしています。
私は,大学在学中に,虐待を受けている子どもたちを保護,養育する児童養護施設(以下,施設)に週1〜2回の頻度で通う形で,研究を始めました。いまは公立小学校にも通っています。施設では,生活ボランティアや宿直として,小学校では学習支援ボランティアとして,子どもたちと生活をともにしながら,エピソードを集めています。
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