研究
看護婦の仕事への満足度に関する研究—米国のICU・CCUで働いている看護婦と一般内科・外科病棟で働いている看護婦の比較
尾崎 フサ子
1
1大阪府立看護短期大学
pp.302-311
発行日 1987年4月15日
Published Date 1987/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200928
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はじめに
1978年のGodfrey14)の「看護をどのように思っているか」という調査では,31%の看護婦が仕事に満足してると答え,48%はかなり満足,15%はかなり不満,6%は非常に不満であるという結果が出た。
看護婦は四六時中病人に接している。軽症の人もいるかもしれないが,中には重症者や回復するかしないかわからない患者もいる。看護婦は看護の中で不安,同情,ある時は喜びかもしれない,さまざまな感情を,専門職という名前のもとでコントロールしなければならない。このストレスが無断欠勤(absenteeism)や離職率(turnover rate)を高くしている。高い離職率と無断欠勤率は仕事への不満足から,一方,低い無断欠勤率は仕事への満足度が高いということに関係すると言われている7)。
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