特集 看護研究における参加観察法
第Ⅰ部 看護研究概論
1.研究としての科学哲学
H. S. ウイルソン
pp.196-200
発行日 1982年5月25日
Published Date 1982/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200699
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はじめに――講義の進め方
まず本論に入る前に,今回のコースをどのような全体的な計画で進めていくかを紹介する。この研修はまず,いろいろな看護の分野の研究者たちがかかわっているような広義な問題から入りたいと思う。
例えばきょうの午前は,研究者が使っているいろいろな手法の中に流れている科学の哲学といったことについて話す。午後は,科学的な発見をするときに必要となる精神の動き,すなわちどのような姿勢で科学的な思考をすればいいかということを説明する。
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