研究
日常生活行動負荷に関する実験—仰臥位洗髪の労作度
木戸上 八重子
1
,
近田 敬子
1
,
横山 文子
1
,
丸山 咲野
1
,
三浦 昌子
1
,
尾坂 良子
1
,
宮島 朝子
1
1京都大学医療技術短期大学部
pp.156-163
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200612
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Ⅰ.緒言
日常生活行動の援助が看護独自の業務であることはいうまでもないが,明確に独自の業務として確立しえていない背景には,看護診断方法論の欠如と,援助技術の科学的裏づけの乏しさがあげられる。
われわれは,この空隙をうめる研究の一環として,被洗髪者のエネルギー代謝からみた負荷の度合を実証する研究に取り組んだ。これまでの洗髪に関する研究は少なく,臨床的見地から報告したもの1)-3)などがあるのみで,基礎的看護研究に位置づけられる行動生理学的研究を指向したものは皆無である。
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