抄読会
"看護理論と実践の接点 第2版"をめぐって
波多野 梗子
1
,
金川 克子
2
,
中西 友子
3
,
田村 やよひ
4
1日本女子体育大学
2金沢大学医療技術短期大学部
3藤沢市民病院
4筑波大学付属病院
pp.306-317
発行日 1978年10月15日
Published Date 1978/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200567
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金川 波多野先生の『看護理論と実践の接点』がこのほど改訂され,第2版はページ数も初版に比べて非常に多くなり,内容的にも初版に見られないような項目も加わっています。
私の感想を簡単に申しますと,この本は看護学の組み立てに関して本当に真正面から取り組んでいる感じですが,特に看護の仕事,看護の実践の裏づけとなる看護学を,純粋科学ではなく実践科学という前提のもとに,看護の理論に非常に力を注いでいるという感じがします。しかし,本の内容がすぐれていても,読み取る力や読み取り方は,それぞれの持っているキャパシティの範囲をなかなか出るものではないので,読み取り方とか応用や適用の仕方は人それぞれじゃないかと思っております。
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