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海外論文
患者の苦痛に対する看護相互作用の効果
The Effect of Nursing Interaction on Patients in Pain
Donna Diers
1
,
Ruth L. Schmidt
1
,
M. Angela B. McBride
2
,
Bette L. Davis
3
,
小野寺 杜紀
4
1イエール大学看護学部
2イエール大学看護学部・精神看護学
3ワシントン退役軍人病院
4神奈川県立衛生短期大学
pp.417-428,435
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200365
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苦痛に対する看護相互作用の効果を検証するために実施された1つの臨床実験についての,3部からなるリプリケーション(再現)がここに報告されている。相互作用分析図式,すなわち,ナース-オリエンテーション-システムの諸カテゴリーに従って,3つの処置グループが設定された。苦痛を訴えた患者は,3アプローチ法のうちの1つに無作為に割り当てられ,脈拍数,呼吸数および言語的,非言語的行動が,相互作用の初めと終わりの時点ならびに約1時間後に測定された。諸結果は,全研究を通じて若干の偏差を持ちながらも,看護アプローチの型に応じて異なっている傾向を示した。対象者特性および3つの研究の実施についての二次的分析によって,各研究の間に存する相違についての知識が得られた。相互作用分析カテゴリーの使用は,看護アプローチという独立変数の定義に対し,方法論的厳密さを与えると思われる。将来の研究への示唆が与えられると同時に,リプリケーションにおける若干の問題点についての考察に対する示唆が与えられている。
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