特別記事
米国の看護研究の先端を行く2012 State of the Science Congress on Nursing Researchに参加して
松田 結
1
1ノースカロライナ大学チャペルヒル校
キーワード:
State of the Science Congress on Nursing Research
,
CANS
,
AAN
Keyword:
State of the Science Congress on Nursing Research
,
CANS
,
AAN
pp.210-214
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100771
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
私は,2005年に米国東海岸バージニア州(ワシントンD.C.の南に位置する)リバティー大学看護学科を卒業後,2012年5月に同州の州都リッチモンドにあるバージニア州立大学(Virginia Commonwealth University)公衆衛生学修士課程および看護学博士課程を卒業しました。同年8月からはノースカロライナ大学チャペルヒル校の博士研究員(以下,ポスドク)をしています。
米国の看護研究の世界において,ポスドクとして研究だけに専念できる期間は,今後の看護研究の進歩に不可欠であろうといわれています(Gennaro, Deatrick, Dobal, Jemmott, & Ball, 2007)。しかし,ポスドクのポジションは限られた大学にしかないこと,応募資格の制限(米国永住権あるいは市民権が必要な場合が多い)があること,そして教員と比べると収入が少ないこと,などの点から,なかなか主流にならないのが現実です。
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.