特集 経験を記述する 現象学と質的研究
経験を理解するという探究の経験を通しての記述
大久保 功子
1
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科リプロダクティブヘルス看護学分野
キーワード:
解釈学
,
現象学
,
ナラティヴ
,
ポストモダン
,
構成主義
Keyword:
解釈学
,
現象学
,
ナラティヴ
,
ポストモダン
,
構成主義
pp.337-345
発行日 2012年7月15日
Published Date 2012/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100668
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経験を理解するという探究方法について,「出生前遺伝子診断による選択的妊娠中絶の語り」という論文執筆の経験を通して記述する。ただ,かなり昔の経験なので,昔からいままでに新たに加わったことも含めることにする。過去をそのまま想起するわけではない。すでに,現在という中に過去も未来も含みこまれてしまっている。したがってスタイルは研究論文に準じてはいるが,時間的な順序は入り乱れ,循環してしまっている。ディルタイ曰く,生は遡り得ないので,そのあたりは,ご容認いただきたい。
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