特別記事
看護にいかす現象学の知―【講演】「看護実践と現象学」より
竹田 青嗣
1
,
愛甲 修子
2,3
1早稲田大学国際教養学部
2帝京平成大学現代ライフ学部
3前千葉県医療技術大学校
pp.475-490
発行日 2008年10月15日
Published Date 2008/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100338
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本稿は2007(平成19)年11月8日,千葉県医療技術大学校戴帽式にて,早稲田大学国際教養学部・竹田青嗣教授が「現象学」をテーマに行なった特別講演をまとめたものである。
竹田青嗣先生は1947(昭和22)年,在日韓国人二世として大阪に生まれた。早稲田大学政治経済学部を卒業後,哲学,思想,文芸評論など幅広い分野で活躍されている。竹田青嗣という日本名は,太宰治の小説『竹青』からとったペンネームで,小説の主人公が愛した女性の名前とのことである。竹田先生はエドムンド・フッサール(1859-1938)の現象学研究の日本における第一人者とみなされ,これまで何かと誤解されることが多かった現象学を読み解き,人間を対象とするあらゆる学問分野,すなわち医学,看護学,心理学,教育学などにその哲学原理をおくことの重要性を説かれている。
なお本稿末尾に,参考文献として竹田先生の著書等を掲載しているのでご参照されたい。 (愛甲修子)
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