焦点 看護の知の発展に向けた東アジア博士後期課程の協働
第6回東アジア看護学研究者フォーラム(EAFONS)会議より
パネルディスカッション:東アジアにおける看護博士後期課程の協働に向けて
会場とのディスカッション
片田 範子
1
,
Yu-Mei (Yu) Chao
,
Maria Teresita Sy-Sinda
,
David Arthur
,
Somchit Hanucharurnkul
,
Euisook Kim
,
田代 順子
,
豊田 ゆかり
2
1兵庫県立看護大学
2愛媛県立医療技術短期大学
pp.307-311
発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100207
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協働に向けてまず必要になること
司会 パネリストの先生方ありがとうございます。では,会場からのご質問やご意見を受けたいと思います。
牧本 大阪大学の牧本清子と申します。すでにすばらしい共同研究が各国で行なわれていること,教員の派遣もEAFONSを通して行なわれていることを知りましたが,例えばインターネットなどの最近の技術を活用することについてどのように考えていらっしゃるでしょうか。私たちは集中講義を衛生放送にのせた教育プログラムができればと思っています。日本ではまだ博士課程の教育を担当できる資格をもった教員が不足している状況です。現代のさまざまな技術を使って協働し,博士課程の発展に取り組むのはどうでしょうか。時には海外に行って1週間ほどの集中講義を行なうのはなかなか楽しいことですが,招聘もしくは派遣をする予算がなかなか取れません。私立大学であれば予算が付いて,海外から教員を招聘することも可能ですが,日本の国立大学にはそういう予算は難しいと思います。インターネットのような現代の技術を利用した交流を期待したいと思っています。
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