焦点 看護における学術集会―意義・歩み・運営の実際
看護学における学術集会の意義
早川 和生
1
1大阪大学医学部保健学科看護学専攻
pp.87-89
発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100182
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緒言
最近の看護研究における学術レベルの高度化には目を見張るものがあります。看護学の大学・大学院の増加および看護学系学会数の増加に伴い,研究の質の向上は著しいものがあると感じます。特にこの流れを支えているのは30歳台・40歳台のナースの方々で,大学院で厳しくトレーニングされた層だと推察されます。また,20歳台の大学院在学中の若いナースのなかには,ダイヤモンドの原石のような「磨けば光り輝く」すばらしい人材に出会うことも少なくありません。
日本の看護学研究は質・量ともに飛躍的発展の時代が来そうな勢いを感じさせます。本稿では,①学術集会に聴衆として参加することの意義,②学術集会に発表者として参加することの意義,③学術集会参加に際して若手研究者に望むもの,の3点についてまとめてみたいと思います。
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