特集 データでみる「助産所のお産」 嘱託医療機関との連携で実現する安全性と継続性
8.助産所と嘱託医療機関による医療連携—助産所の助産師・嘱託医療機関の助産師・嘱託医師 それぞれの立場から
今村 理恵子
1
,
岩田 敦子
2
,
土屋 清志
2
1森田助産院
2医療法人社団均禮会 府中の森 土屋産婦人科
pp.64-70
発行日 2024年2月25日
Published Date 2024/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202246
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助産所の助産師の立場から
安全で満足いくお産を提供するための要
森田助産院 今村 理恵子
私の所属する森田助産院(以下,当院)は東京都福生市にあり,嘱託医療機関である府中の森 土屋産婦人科まで車で1時間近くかかる場所です。私は開業から3代目に当たり,祖母・母が嘱託医師(以下,嘱託医)との関わりで苦労していたことを伝え聞いています。
当院の嘱託医も,20年ほど前までは近隣の産婦人科クリニックの医師にお願いしていました。ご高齢で閉院された後,近隣で見つけることができず,土屋清志医師にお願いしました。幸いなことに嘱託医療機関は近隣で受けていただき,ポイント健診などはそちらの病院で連携ができています。
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