特集 ガイドラインの改訂内容を解説! ポジティブな出産体験のための推奨項目56
扉
pp.405
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201805
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「正常出産において,母子の安全のためにどんな医療行為が本当に必要で,どんな医療行為は不要なのか?」
そんな問いに答えるべく,世界保健機関(WHO)が世界中の研究やエビデンスを基に,1996年に正常出産のガイドライン(日本語版翻訳書『WHOの59カ条 お産のケア実践ガイド』,以下,旧ガイドライン)を作りました。
この旧ガイドラインが22年ぶりに改訂されました。大きな変更は,母子の安全に加えて「当事者にとっての“よいお産”」というQOLの視点で作られたこと。もちろん,新しい研究やエビデンスも追加されています。
本特集は,その日本語版翻訳書『WHO推奨 ポジティブな出産体験のための分娩期ケア』より,旧ガイドラインから特に変化があったものを中心にピックアップし,改訂のポイントを現場の視点で解説しました。
妊娠・出産を,その人の人生におけるポジティブな体験にするために,助産師には何ができるでしょうか。エビデンスに基づいて考えていきましょう。
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