特集 妊娠期からできる虐待防止の方策 「気になる妊婦」を見つけるための連携と支援
扉
pp.321
発行日 2020年5月25日
Published Date 2020/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201522
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昨今,世間では痛ましい虐待事件が多発しています。本来愛されるべき子どもが傷つけられ,果ては亡くなってしまうニュースを見るたび,こうした子どもたちを何とか救うことができたのでは?と思う方も多いのではないでしょうか。
また,日常の業務を振り返ると,何となく「気になる」と思った妊婦はいませんでしたか? 確かに直感ではあるものの,何となくおかしいと感じる—こうした妊婦を早い段階で他職種につなぎ,連携をとって関わっていくことができれば,将来発生するリスク・事件を未然に防ぐことができると考えられます。本特集では,「気になる妊婦」や「特定妊婦」といった虐待リスクの高い妊婦への支援方法と実際を取り上げ,助産師が関われるタイミングで,虐待を未然に防ぐためにできることを考えます。
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