連載 地域助産師&施設助産師&保健師がつながれば笑顔が広がる 「助助っぽ連携」を始めよう!・8
1カ月健診後,どこに行ったらいいか分からず乳腺炎の不安を抱えていたGさん
今村 理恵子
1
1森田助産院
pp.964-968
発行日 2019年11月25日
Published Date 2019/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201405
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助助っぽ連携の必要性を感じる時
この連載を読んでくださっている施設助産師の方から,直接ご意見をいただくことがあります。お話をしていると,連携が必要だという思いは皆さん同じなのだなとうれしく思います。しかし地域と施設の助産師の気持ちは同じ方を向いているのに,ちぐはぐしてしまう時があるのはとても残念です。ママたちがスムーズに子育てをスタートできるように,もっと全体を見て連携する必要があると感じました。
その必要性を強く感じるのは,ママたちから出産施設に対する「不満の言葉」が出た時です。ママたちが入院中に困った理由はおおむね同じで,「忙しそうで質問できなかった」「分からなかったらナースコールで呼んでねと言われたけど,何が分からないのかも分からなかった」「言われた通りやっていればちゃんとできると思っていたが,できなかった」などです。
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