データのちょっとナナメな読み方・5
高齢者医療はどこへ行く
星野 桂子
1
1国立医療・病院管理研究所
pp.587
発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903763
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高齢者の平均在院日数は若年者に比べ長い.しかし近年,65歳以上の入院患者割合が増加しているのに,病院の平均在院日数が短くなっている.在院日数短縮の動きは高齢者に顕著である(データファイル参照).高齢者の医療はどう変わったのであろうか.
例によって,我々の調査しな167病棟について,1993年から1999年の6年間の,65歳以上患者の変化を見よう.65歳以上患者こ占める1年以上入院の割合は4.4%から1.9%に減少している.やはり在院日数は短縮しているのだ.
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