連載 未来の助産師を育てています わたしたちの教育現場・42
香川県立保健医療大学 助産学専攻科
pp.806-812
発行日 2018年10月25日
Published Date 2018/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201113
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沿革
香川県立保健医療大学は,瀬戸内海や小豆島を眺めることができる高松市牟礼町の自然豊かな丘の上に建ち,保健医療学部(看護学科,臨床検査学科),専攻科(助産学専攻科),保健医療学研究科(大学院)を有している。近隣には源平合戦で有名な史跡や四国八十八か所霊場の84番札所屋島寺,85番札所八栗寺,86番札所志度寺があり,結願である88番札所の大窪寺を目指して歩くお遍路さんの姿を間近に見ることができる。
助産学専攻科は2012年4月に開設され,現在,4月に入学した第7期生10名が在籍している。前身である香川県看護専門学校公衆衛生看護助産学科での助産師教育が開始されたのは1964年であり,以後2002年に香川県立医療短期大学専攻科での助産師教育が開始されるまでの約40年間,1年間で保健師と助産師の国家試験受験資格を得ることができる保助合同課程での助産師教育を行なってきた。さらに,短期大学専攻科での1年間の助産師教育課程を5年間,その後4年制大学での助産学選択学生への教育を5年間と,5年ごとの課程変更を経て,現在の助産学専攻科での教育は7年目を迎えた。その間,香川県内唯一の助産師養成機関として半世紀以上にわたり助産師教育を継続しており,約880名の助産師を輩出している。
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