トピックス
第53回日本周産期・新生児医学会学術集会レポート
河合 蘭
pp.874-875
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200887
- 有料閲覧
- 文献概要
最良の分娩体位とは
7月16〜18日,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)において開催された日本周産期・新生児医学会学術集会。第53回を迎えた本学術集会が今年掲げたテーマは,「周産期医療の進歩は何をもたらしたのか」です。会場には産科医,新生児科医,麻酔科医など周産期医療に携わるプロフェッショナルが全国から集まっていました。
私が最初にうかがったのは2日目にランチョンセミナーとして行なわれた日本ガスケアプローチ協会のセミナー「母児間バイオメカニクスと生理的な分娩について—ガスケアプローチに従った姿勢と呼吸の役割」でした。ここでは,ガスケアプローチ提唱者である女性医師ベルナデット・ド・ガスケ氏が講師となって,分娩体位の工夫が提案されました。私は,かつてさまざまな手段でフリースタイル出産の普及活動を行なった経験があるため,これはたいへん興味深い話題でした。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.