特集2 第31回ICMトロント大会レポート
憧れのICM大会でのポスター発表
増澤 祐子
1
1京都大学大学院医学研究科博士後期課程
pp.866-867
発行日 2017年11月25日
Published Date 2017/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200883
- 有料閲覧
- 文献概要
憧れのICMに演題登録
2016年3月上旬,ICMトロント大会の演題登録締め切りまで1か月を切っていた頃,私は博士後期課程2年生でした。その時期,博士論文のテーマである「産後に下腹部を冷やすことは分娩後出血量を減らせるのか」という,産婆の時代から日本で実施されている伝統的なケアの効果についての疑問を解決すべく,まさにデータ収集に奔走している最中でした。
そんな時,ICMトロント大会のホームページを見た博士後期課程の同級生より,「トロント大会の時に結果も含めて発表ができれば,現在進行中の研究でも演題登録が可能なようだ」とメールがありました。「せっかくなら,日本で行なっているケアを世界の人に発表したい。演題の登録時に結果が出ていなくても応募ができるのなら応募してみたい!」と思いました。一方でICMでの演題採択率は決して高くないと聞いていたため怯んでしまう気持ちもありましたが,すぐにICMでの発表にチャレンジすることを決意しました。
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.