特集 制度の根底にあるもの・期待されること アドバンス助産師の誕生
扉
pp.263
発行日 2016年4月25日
Published Date 2016/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200454
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
2015年12月24日に5562名の「アドバンス助産師」が誕生しました。オールジャパンで取り組んだ今回の助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)®(Clinical Ladder of Competencies for Midwifery Practice;CLoCMiP®)*レベルⅢ認証制度は,さまざまな可能性を秘めています。
出産数の減少,混合病棟やハイリスク分娩の増加といった社会状況に圧されて揺らいでいる,助産実践能力への自信を取り戻すことができるでしょう。また,自身の助産歴を振り返ることは,今後のキャリアを描くうえで役立つでしょうし,院内助産で母と子のケアに取り組む際にも糧となるでしょう。
本特集では,2015年度の申請状況や審査結果を報告し,次年度に向けた取り組みをまとめます。「アドバンス助産師」になることがゴールではなく,妊産褥婦と赤ちゃんに質の高い助産ケアを提供できる助産師であり続けられることを願っています。
*特集本文では,略称の「CLoCMiP®」を使用します。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.