特集 70巻記念号 『助産雑誌』と私の歩み
【私と助産雑誌】
桶谷式乳房管理法研鑚会と『助産雑誌』
原 正子
1
1一般社団法人桶谷式乳房管理法研鑚会
pp.22-24
発行日 2016年1月25日
Published Date 2016/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200390
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
桶谷式と『助産婦雑誌』との出会いは古く,1970年代にさかのぼります。その発端となったのは,おそらく,1975年に発行された特集「授乳指導を総括する」(第29巻3号)で言及されたことであったろうと考えます。また,その翌年の1976年11月には,昭和伊南総合病院の川手幸子氏が日本看護協会看護学会母性小児分科会で「桶谷式の病院での実践報告」と題し,桶谷式について発表されています。
桶谷式は,母乳育児率がもっとも低迷していた1960〜1970年代に,それまでの時代背景から脱却するように,大きな転換期・発展期を迎えました。桶谷式が世に出たのは,1977年当時に『助産婦雑誌』の編集担当だった細波星郎氏の功績が大きいといえます。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.