連載 NYのバースセンターから・12【最終回】
NYを離れても
宍戸 あき
pp.1113
発行日 2014年12月25日
Published Date 2014/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200077
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同性愛者
州によっては同性婚が合法であるように,アメリカでは以前よりも同性愛者が市民権を得るようになったのではないだろうか。自由を求めるニューヨーカーにしてみるとまだまだかもしれないが,日本人の私からするとニューヨークは同性同士によって形成される家族単位が,随分受け入れられているところだと思う。これは余計な話だが,以前食器店で同性婚のウエディングがデザインされたマグカップやグラスが売られているのを見た。同性婚はちょっと笑える小物にまで浸透していた。
当センターでも同性愛者のカップルが数組いる。今までのところ精子バンクなどで精子をいただいて体外受精するケースが多いように思う。私の友人の姉も同性愛者なのだが,彼女の場合は男性と性交して妊娠していた。このようなケースも同じようにある。
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