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2012~2013年の風疹流行について―9月現在の状況と関連団体の動き
編集室
pp.968-969
発行日 2013年11月25日
Published Date 2013/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665102635
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2012年から続く風疹の大流行
国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると,2013年9月13日現在における風疹の累積報告感染者数は1万4033人となっています1)。特に大都市である東京都,大阪府においてそれぞれ3000人以上の感染が報告されていますが,そのほかの道府県においても報告者数が0ということはなく1),大都市でないからといって流行していないとは限りません。
報告された感染者数の77%が男性であり,その8割以上を20~49歳の方が占めています1)。感染者全体でみると6割以上がこの年齢の男性です。女性の場合は,20~39歳の感染が最も多く報告されています1)。まさに妊娠し,子どもを産む世代に,風疹が流行しています。どちらも子どもの頃に予防接種をされていないか,1回のみの接種であった世代です。
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