海外レポート
2010年ニューヨークセミナー報告記(5)―ユニセフを訪問して―グローバル・ヘルスの視点から助産師活動を考える
行田 智子
1
,
新野 由子
2
,
松崎 政代
3
,
濵脇 文子
4
1群馬県立県民健康科学大学看護学部
2財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会医療経済研究機構
3東京大学大学院医学系研究科母性看護学・助産学分野
4長崎市医師会看護専門学校助産学科
pp.826-830
発行日 2011年9月25日
Published Date 2011/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101992
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2010年9月15日からの1週間に行なわれたニューヨークセミナー報告記の最終となる本稿では,グローバル・ヘルスの視点からの母子保健の現状と助産師活動について紹介する。
私たちは,マンハッタンのユニセフ本部で勤務し,今回の訪問の窓口になっていただいた木下倫子氏を訪ねた。また,ジュリア・ヤルティ氏(ガーナ出身の国際保健学の博士。ユニセフ本部保健部署,母性新生児保健上級アドバイザー)からは世界の母子保健の現状とWomen Deliverの会議について,功刀純子氏(ユニセフ本部資金調達次長。ユニセフ東京事務所代表などの経歴をもつ)からはユニセフが多くの国で展開するためには資金が必要であり,その資金を調達するために政府,企業や個人などに対してさまざまな方法で寄付を募っているなどのお話,木下倫子氏からはユニセフのナリッジマネジメント(Knowledge Management)分野における仕事についてお話しいただいた。
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