特別寄稿
やっぱりミッドワイフ精神の皆さんに期待したい!―フィールドが教えてくれた「いいお産」のキーワード
𠮷村 典子
1
1前 松山市男女共同参画推進センター
pp.334-339
発行日 2010年4月25日
Published Date 2010/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101638
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いいお産の本質
1985年5月,フィールド(昔のお産の“現場”)に5年間通い,産む側からのいいお産論『お産と出会う』1)を上梓した時,真っ先に「この本の主張は助産婦にとって大変重要だ」と評価し,誌上対談を提案してくださったのは,当時の『助産婦雑誌』編集室だった。
その秋に「毎日出版文化賞」という大変な賞をいただいたが,それより早く,今の私の人生に続く最初の「私の(産む人としての)主張」の先見性を認め,耳を傾け,第1番に私のハートを力づけてくださった貴誌のエールを,いつもありがたく思い出す。また,『助産婦雑誌』との出会いは,助産婦という職能の女性たちが,いかに深くいいお産にかかわっているかを,初めて私が認識した時でもあった。あれから四半世紀…。
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