特別寄稿
10周年を迎えた「いいお産の日」―「自分らしいお産」は次世代育成のキーワード
宇佐見 靖子
1
,
兼松 弘子
1
1「いいお産の日」2003 イベントスタッフ
pp.183,240-248
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100695
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はじめに
1994年,出産の現状をもっと多くの人たちに知ってもらおう,今の出産の状況を少しでもよりよいものにしていこう,と始まったのが「いいお産の日」でした。
それから毎年,シンポジウムや講演会,オリジナル出産劇や市民グループのブース出展を核とした催し物を開催してきています。コンサートや,写真展,各種出産準備クラスや妊娠・出産を快適に過ごす方法の体験の場など,趣向をこらし,より多くの人に「お産」を身近に,そして関心をもってもらえるよう,いろいろな情報を提供してきました。
また,こうした趣旨に賛同し,連携をとりながら各地域で「いいお産の日」の各種シンポジウムや催しを行なっている市民グループは全国30か所に増え,ネットワークを形成するグループ数も今では100団体を数えるまでになっています。
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