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―国際シンポジウム―「お母さんと子どものために―私たちができること」開催レポート
篠原 都
1
1特定非営利活動法人HANDS
pp.1010-1011
発行日 2009年11月25日
Published Date 2009/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101548
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市民とともに考える,途上国の母子のこと
2009年7月4日(土),国連大学ビル内ウ・タントホールにて,国際シンポジウム「お母さんと子どものために――私たちができること」が開催されました。お茶の水女子大学グローバル協力センター主催,国連人口基金(UNFPA)東京事務所,特定非営利活動法人HANDS共催と,大学・国連機関・NGOという立場の異なる3機関が連携して企画した点がユニークでした。
途上国を中心に保健システムの改善をめざして活動するHANDSをはじめ,3機関それぞれが保健や教育の分野で国際協力を行なう立場から,シンポジウムを通じて世界の女性と子どもに関する課題を市民と共有し,私たち1人ひとりに何ができるか考え,関心を行動に移すきっかけを作りたいという共通の目的を持っていました。
その期待にこたえるように,当日は約390名もの参加者があり,ホールは満席になりました。参加者は女性をはじめ,学生,医療者のほか,無料託児サービスの設置により小さな子ども連れの夫婦の姿も見られました。
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